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6.0/10

デビュー作で光る才能を見せつけたCHAIだったが、その才能は二作目にして早くも枯渇した模様だ。もしまだCHAIを聴いたことがないなら、「PUNK」じゃなくて「PINK」を聞くべきだ。

名古屋出身のガールズバンドCHAIは、「ネオかわいい」「コンプレックスはアートなり」がコンセプトの個性派バンドだ。一度見たら忘れられないフェイスを持つマナ(Vo)、カナ(Gt)の双子コンビと、強烈なリズムを生み出すユウキ(Ba)、ユナ(Dr)のリズム隊からなる。2017年のデビューアルバム「PINK」が国内外で人気を博して、去年は忙しい一年だったみたいだ。

「ネオかわいい」は「ブサイクは逆にかわいい」的な意味で、アメリカとかではフェミニズム的な運動と共鳴して結構ウケているらしい。ライブのMCとかは自分にはちょっとキツい。

ところで、双子のマナ、カナが「ネオかわいい」のはわかるけど、残りの2人は完全にやっちゃってないですかね。へんな髪型とメイクでわざと「ネオかわいい」作ってるでしょ。PVとか見てるとたまに、おや?ってなる。まあいいや。

前作「PINK」は多彩な曲がつまっていて、聞いてておもしろかった。だけど、今作「PUNK」は全部だいたい同じ曲。同じようなノリのドラムに、キャッチーなメロディーとか、エフェクトとか、サンプリングとか装飾をこじつけて曲を量産した感がある。才能枯渇しちゃったのか?

推測だけど、CHAIはもっとポップで聞きやすいバンドになりたいのかもしれない。前作は耳に刺さるような鋭いサウンドが目立ったけど、今回は全体的にマイルドで無難な感じだ。先行曲の「GREAT JOB」や「アイム・ミー」とかは、前作の「N.E.O.」とかからスリリングな部分や聞きづらい部分を排除して、よりキャッチーにしたような曲に聞こえる。全然PUNKじゃねえ。まあふつうに忙しかったから、あんまり練った曲作る時間がなかっただけかもしれない。まあ知らんけど。

余談だが、高校時代のCHAIを知る人に聞いたのだが、彼女らの高校の軽音部は退部者続出するほどスパルタなことで地元では有名だったそうだ。その中でも一番うまかった部長バンドみたいなのがのちのCHAIらしい。こう見えても後輩をシゴいたりしてたのだろうか、、、てか多分これ?ネオかわに目覚める前の貴重なCHAIかもしれない。



次作に期待したい。ネオかわいさに免じて6点。